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May 2000

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Headlines

1


「コーデックス食品表示部会」
(その1)

有機畜産の指針を採択


作業部会で作成された「有機食品(畜産物)の生産・加工・表示及び流通に関するガイドライン」の修正案が承認され、来年開催される総会で決定することになった

2
「コーデックス食品表示部会」
(その2)

遺伝子組み替えについて


遺伝子組み換え食品(GMO)の表示に関する国際統一基準作りが、スタートしてから4年たった今も見通しが立たないでいる
3
今、西海岸で話題沸騰のグルメ最新情報−「メンズエクストラ」3月号
三ヶ月予約待ちのレストラン「ザ・フレンチ・ランドリー」やこの人、このレストランからオーガニツクが芽生えたと言われる「シェ・パニーズ」などの新しい食文化をオーガニツクの本場、米国の西海岸から紹介します。(世界文化社より)
4
"Organic"
関連サイトのリンク

 

オーガニツク関連のリンクページをご紹介します。資料の調査等にご利用下さい。

1 「コーデックス食品表示部会」 有機食品の指針を採択

畜産日報2000年5月16日)

有機畜産ガイドライン案を承認

コーデックス食品表示部会有機飼料購入による
生産、予防的な医薬品使用も認められる

カナダのオタワでコーデックス委員会第28回食品表示部会が開催されたが、これに先立ち行われた作業部会で作成された「有機食品(畜産物)の生産・加工・表示及び流通に関するガイドライン」の修正案が承認され、来年開催される総会で決定することになった。第28回食品表示部会は5月9日から12日まで議長国カナダのオタワで開催され、44ヵ国、33の国際NGOなどが参加した。また、有機畜産物の作業部会は6日から8日に開催され、畜産局からは川島畜産経営課課長補佐が参加した。 

咋年の作業部会では、一般原則の中の有機畜産と土地との結び付きの関係が大きな議論になり、EUやIFOAM(有機農業運動国際連題)などから土地のない畜産は禁止すべき、有機飼料の50%以上は自分の農場や地域から供給すべきとの意見が出され、日本からは「畜産農家が広い土地を持っていない国では自分の農地で飼料を生産する事は困難でφり、有機飼料を購入することも認められるべき」との主張を行い、例外規定を盛り込むこととした。しかし、今回の議論の結果、日本の要請が受け入れられた形で、有機飼料について、特に購入飼料、輸入飼料の規定はされず、有機飼料であれば自由に使用出来ることとなった。

また、動物医薬品の使用にっいては、咋年の案では「特定の疾病が発生した場合」に限られていたが、今回は生産の実態に則し、(予防的な)「発生する可能性がある場合」も追加された。

[コーデックス有機蓄産ガイドラインの概要]

  1. 一般原則=動物は草地や野外の飼育場へのアクセスが確保されなければならない。ただし、伝続的な生産システムにおいて制限される場合は例外が認められる。有機畜産の管理は、ストレスの緩和、疾病の予防、動物医薬品の使用の削減などを目指すものである、
  2. 栄養=給与される飼料はすべて有機飼料(無農薬、無化掌肥料での栽培)であること、ただし担当部局が定める親間は乾物童量べ一スで85%以上(反甥家畜)または80%以上(非反謁家畜)の有機飼料を給与すれば有機蓄産物とする三とができる。また、天災、厳しい気侯条件の場合は非有機飼料の給与が認められる。新鮮な水へのアクセスが十分に確保されなければならない。
  3. 衛生管理:疾病の予防は、適切な飼育管理、良質な有機飼料の給与などにより達成されなければならない、動物医薬品の使用は、特定の疾病が発生、または発生する可能性がある場合などに限られる。
  4. 飼養管理=繁殖は人工受精は認められるが、受精卵移植、ホルモン処置、遣伝子工学を用いた繁殖技術は認められない◎飼養条件は、自由な行動、換気、採光などが十分に確保されなければならない、
  5. 家蓄排せっ物の管理=処理施設において適切に処理、利用されなければならない、
  6. 記録等=飼料の給与、疾病め治療、繁殖等の記録を固体または群毎にとらなければならない。

コーデックスとは

コーデックス・アリメンタリウス(Codex Alimentarius )とは、ラテン語で「食品規格」の意。 食品の国際規格を設定するコーデックス委員会は、1962年、
・FAO(国連食糧農業機構)
・WHO(世界保健機構)によって設置されました。

その目的は、 世界共通の基準を設定することにより、食品の貿易の公正化をはかること 消費者の健康を守ることにあります。

1999年4月現在、コーデックス加盟国は164カ国。日本は1966年から参加しています。 1994年までにコーデックスで設定された基準やガイドラインは、品目別のものが237、 食品衛生や技術に関するものが41、農薬残留基準が3,274、そのほか、食品添加物、家畜医薬品など、多岐にわたり、有機食品の基準や認証に関するガイドラインも、コーデックスで設定されています。コーデックス基準自体に拘束力はありませんが、私たちの毎日の食生活に大きな影響を及ぼします。 例えば、日本における有機食品の検査・認証制度の法制化や、原産国表示の導入も、 実は、国際基準からきているものです。

有機食品の国際基準は、コーデックス委員会の表示部会で作業が進められてきました。1990年、コーデックスの総会で有機食品のガイドラインを作ることが決定され、 1991年には素案が作成されています。  コーデックスでは、基準の作成の進行状況に従い、ステップ1から8までの段階に分かれています。 例えば、素案ができた段階がステップ3、基準案について各国のコメントを求める段階がステップ6、 基準案がコーデックスの規格として総会で採択される最終段階がステップ8、という具合です。

(This information is a part copy of related website at http://axis.vcom.or.jp/codex1.html)

 
2 「コーデックス食品表示部会」 遺伝子組み替えについて

朝日新聞(朝刊)2000年5月20日)

遺伝子組み換え食品の表示基準作りが難航
 コーデックス委部会 

 《表紙の写真》 wpe36.jpg (26675 バイト)
「遺伝子組み換え表示始めます」の看板があるスーパーの豆腐売り場。2001年から法律により義務化されるが、「世界基準」は決まらないままだ=東京都内で

遺伝子組み換え食品(GMO)の表示に関する国際統一基準作りが、スタートしてから4年たった今も見通しが立たないでいる。基準作りの国際会議「コーデックス委員会」の食品表示部会が5月9日から4日間、カナダで開かれたが、日本や欧州連合(EU)などが支持する表示基準案に賛成する国が多かったものの、自国産の農産物が売れなくなることを懸念した米国が強く反対。結論は来年以降に持ち越された。コーデックス委の決定は、世界貿易機関(WTO)の貿易ルールに採用されるため、日欧と米の間に妥協の空気はない。

コーデックス委での国際的な統一表示基準作りは1996年に始まり、国ごとに基準がばらばらで、輸入農産品を受け入れる消費者が混乱するのを防ぐほか、表示基準の違いを理由に輸入を認めない「非関税障壁」をなくすことを目指している。今回は、遺伝子組み換えで栄養価などが大きく変化したものに限って表示を義務づける「オプション1」と、科学的に検出できるものはすべて表示を義務づける「オプション2」の2案に絞って検討された。しかし、消費者の遺伝子組み換えの安全性に対する懸念から、表示によって消費者の選別が強まり、遺伝子組み換えの小麦や大豆の売れ行きが落ちるのを心配する米国は「1」を支持。

これに対し、日本、EUは「表示は消費者の選択権を尊重するものだ」(農水省品質課)と「2」を支持する一方、日本は、表示を「義務用件」から「指針」に緩くする妥協案も示した。しかし、米国は「遺伝子組み換え食品は安全なのに、消費者に誤解を与えかねない」などを理由に妥協を拒否し、協議は物別れに終わった。

協議が難航するのは、コーデックス委での基準が、そのままWTOの貿易ルールに採用されることになっているからだ。EUは98年9月から遺伝子組み換え食品に関する表示を始め、日本は2001年4月から実施する。オーストラリア、ニュージーランド、韓国もほぼ「2」に沿った基準作りを進めている。だが、「1」で合意した場合、それを無視して現行基準で表示すれば、米などから「非関税障壁」を指摘され、WTOに提訴される事態も予想される。その場合、敗訴の可能性は高く、「1」に合わせて現在の基準を作り直す必要も出てくる。日本、EUなどは譲れないわけだ。

コーデックス委の協議のあり方を疑問視する声もある。決定は全会一致が原則で、採決を取らないことにしているためだ。今回も、基準作りの協議の場となった食品表示部会に参加した約40の国と地域のうち、ほとんどがオプション2を支持していた。コーデックス委に参加した非政府組織(NGO)日本子孫基金(東京)の遠藤諭子さんは「コーデックス委では、多数決をタブー視する雰囲気が強い」と、議長国カナダのさい配にも疑問を呈す。

結論が出るまでに「数年かかる」(農水省)という見方も出始めている。

◇            ◇  

◆2案の主な内容  

・オプション1(米、メキシコなどが支持)

組成や栄養成分、用途(通常なら葉を食べている食物を、遺伝子組み換えによって根を食べられるようにしたなど)が従来のものと同等でない遺伝子組み換え農産物と、これを原料にした加工品に限って表示。

・オプション2(日本、EU、韓国など多数が支持)

組み換えの程度が微細であって、組成や栄養成分、用途などは従来のものと同等だが、科学的方法で組み換えと判断できるものはすべて表示。  

 

 

3 西海岸で話題沸騰グルメ最新情報−「メンズエクストラ」 ’00年3月号(世界文化社)

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'89年、アメリカでは「リンゴの落下防止剤間題」が世間一般の話題になった。これはその農薬に発がん性があり、特に子供たちに影響を及ぽすと女優のメリル・ストリープが抗議に出たからでもあった。翌90年に「オーガニック,食品生産法」が議会で承認されたが、そもそもオーガニックのムーブメントを起こしたのは、ここに紹介すアリス・ウオーターズだ。71年、バークレーに地中海風料理の..........(続きはここをクリック)


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新しくなったサンフランシスコ空港からワインカントリーのナパ方面へ北上すること112キロ、1時間30分ほどのドライブで「ザ・フレンチ・ランドリー」のあるヤウントヴィルへ着いた。今、アメリカで最も人気のあるレストランのひとっで、予約して3ヵ月待ちというのが現状だ。人気の秘密は、オーナーシェフ、トーマス・ケラーの1日を..........(続きはここをクリック)


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実際にオーガニックの野菜を作っている農場を見たくて、「シェ・パニーズ」のスタッフたちにそのことを相談すると、誰しもが「ボブ、ボブがいい」と笑顔を浮かべた。相当な人気者らしい。「シェ・パニーズ」のあるバークレーから、車はルート101入り北上した。ボブ・キャナードはソノマという、もうひとつのワインカントリーで..........(続きはここをクリック)



4 オーガニック関連サイトのリンク

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(編集後記: 20005月号)

先月、ご紹介したFAO/WHOによる国連機関、コーデックス委員会は5月中旬にカナダのオタワで開催されました。臨時ニュース(Breaking News)として、その会議の動きを既に一部お知らせしましたが、有機畜産に係わる当会議の結果は、最終的には日本関係者からの要望が取り入れられました。土地の制約がある日本にとって、「有機飼料」に関する当初の提案は難しい問題を含んでいましたが、結果的には活発な議論を経た後、例外規定 として盛り込むことで決着がつきました。他方、遺伝子組み換え問題は依然として様々な問題、日欧と米国の基本的な違いを含む政治経済的な要因により今回も継続審議、先送りとなっています。

有機畜産、GMO問題といった食品に係わる幾多の課題は現在進行形で生まれていますが、当社が日本への普及を図る「オーガニツクチキン」は、より厳しい基準の採用を米国に於いて永年にわたって主張し続けてきたMr. Shainsky、ペタルマ社が自ら生み出す本物のオーガニツク製品です。長い間の同社の努力の成果・結晶である「本物」の健康、品質、美味は「ロージーチキン・ザ・オーガニツクチキン」によって代表されます。当製品を始めとして、ロッキーチキン、ロッキージュニアチキンなどのペタルマ製品をカキウチ社を通じて日本の皆様にお薦めできるのは、こうした背景、理由、そして自信があるからです。

「国際食品基準とオーガニツク」というテーマは当ホームページでも今後も継続的に取り上げていきます。そして、それが読者の皆様のお役に立つような情報であるよう編集を心掛けていきたいと思います。このホームページのキーワードはひたすら「オーガニック」です。皆様からのご意見、お気付きの点など、何でも結構ですからお送り下さい。毎月ご利用の皆様にとって、ニュースレターを読むのが楽しくなる、そんなホームページにするよう、これからも頑張りたいと思います。

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